透析排水中和装置に関するお願い(重要)
日本臨床工学技士会会員各位
透析関連安全委員会担当理事の内野です。本間理事長の承認を得て連絡しています。
先月末に日本透析医学会、日本透析医会、日本臨床工学技士会3団体合同で「透析施設の排水による下水道管損傷事例発生とその対策について」
と言う会告が発令されたことは記憶に新しいと思います。
本件に関しましては、東京都下水道局、東京都医師会、国土交通省及び厚生労働省と情報交換を行いつつ対応中です。
対応の窓口として日本透析医学会、日本透析医会、日本臨床工学技士会3団体合同で「透析排水管理WG」(WG)を組織しました。
技士会担当は内野が努めています。
現状:
昨年、東京都の透析施設に「透析排水に関する調査」を行い、回答のあった施設中7割近くが透析排水未処理との回答でした。
対策:
WGで現状の周知(処理の実状、下水道法の存在、基準値等)を行い、以下の対策をインフォメーシュンする用意をしています。
1.洗浄消毒剤をメーカ指定のもの、濃度、時間を遵守する。特に酸性度の低い(PH1程度)洗浄剤は使用しない。
2.中和装置を設置する。新規では必須。
問題点:
既存の施設で特にビルに診療所を持つ施設において、スペースの問題等で対策が遅れる可能性を危惧しています。
情報収取:
そこで全国の臨床工学技士の皆様に、現在行っている中和装置による処理方法の実例を報告して戴きたい。
1.施設名、連絡先、担当者名
2.使用している洗浄消毒剤
3.中和の方法、システム、フロー図(あるならば)
4.装置製造メーカ
5.中和に関するご意見
都道府県技士会の事務局は会員に連絡し情報の収集をお願い致します。
臨床工学技士の知恵でこのピンチを乗り切りたいと思います。
県内で集計し、日本臨床工学技士会へ報告します。
連絡先:以下のアドレスにお願い致します。
一般社団法人岐阜県臨床工学技士会 事務局
E-mail : gce@gifu-acet.gr.jp
臨床工学技士会専用FAX:058-203-0971